歳の市

皆さんは歳の市をご存知ですか?

歳の市は年末にお正月用品や縁起物などを売る市のことです。

主にお正月に必要な飾りや海産物、乾物、餅などを売る目的です。

歳の市のはじまりは江戸時代初期の浅草だといわれています。

明治時代以降は通常の商店でお正月用品を購入するようになり、

江戸時代に各地で開かれていた歳の市が減っていきました。

歳の市のはじまりといわれる浅草ではその頃より羽子板市に重点が移りました。

羽子板の羽根には女児が健やかに育つように願いが込められ、

女児の出産には羽子板を贈る習わしがありました。

女児の健やかな成長を願う羽子板と、人気の役者の似顔絵が貼り付けられる

羽子板は、女性たちの心をときめかせて買い求められるようになりました。

華やかで人目を引くようになり、歳の市には欠かせないものになっています。

皆さんも今年は歳の市に行ってみてはいかがでしょうか?

 

介護主任 金野久美子